題名にもある通り2人のエチュード読み終えました。
もう限界です。
結論から申し上げます。
正直ガッカリしました。
特に一番の最推しである黒川あかねをこんなに馬鹿にされる話だとは思いませんでした。
本編で1番荒れた有馬かなは相変わらずでしたけれど、それでもまだ救いはありました。
でもそれは作者が有馬かなを贔屓しているからだと理解しました。
何故ならばアクアの一番の理解者である黒川あかねの扱いが本当に雑に済まされたからです。
あかねの後日談は有馬かなと主演女優賞を受賞した後、歩道橋へ足を運び、居るはずのないアクアに話しかけているとツクヨミが現れて来たと思ったら、ツクヨミはオカルトの家系で生まれてその家では『赤子に記憶を植え付けることが出来る』と今までの転生とかなんだったんだと言うことが明かされました。
そしてそれを知ったあかねは『アクアくんと再び会える可能性がある』と考え、『全部調べて調べ尽くして、それでようやく私は自分の失恋を受け入れられると思うから』と思う所で終わりました。
ハッキリ言います。
なんですかこれは？？？
今回読んだ2人のエチュードで有馬かなと黒川あかねの新しい一面やそう言う過去があったのだと理解することが出来て面白かったですが、有馬かなは相変わらず性格が悪いままでしたし、そこから全く成長していないことがよく分かりました。
逆にあかねは父親が警察関係者でプロファイリングも父親譲りだったことが明かされました。
そしてプロファイリングを使って有馬かなを調べましたが、有馬かなの『頭を撫でて欲しいだけ。ただよく頑張ったねって言って欲しいだけ。愛されたいだけ』と言うことまでが理解出来なかったので有馬かなに拒絶されてしまい、有馬かなから『アンタって中身が無いのよ。だから役を演じられる。空っぽのアンタの中に《役》を落とし込むことで演じることが出来るのよ。』とあかねが憑依型役者だと言う理由が判明しました。
確かにあかねは有馬かなの言う通り空っぽだと私も思います。
本当の自分が分からなくて、知ってしまったら演じることが出来なくなってしまうとでは無いかと怖くて、だから今ガチの時も自分という存在を表現出来ない理由にも納得できます。
だからこそ、アクアに救われてしまったあの時からあかねの存在も運命もアクアに掌握されたも同然でした。
現にあかねは後日談でもアクアの死を恐らく誰よりも引きずっていて、失恋したことも、アクアがもうこの世にはいないことを理解する為にアクアと関わりのあったツクヨミを調べることも多少分かります。
ですが、それでオカルトを調べることは違うのではないかと思います。
本誌であかねの願いは《アクアに幸せになって欲しい》とあかね自身思っていたのにオカルトでアクアともう一度会うことはアクアの幸せに繋がるのかと疑問が残りますし、まだそれを実行するとは決まっていませんが、最終巻のオマケページで『オカルトにハマっています』と明言されていますのであかね推し関係なく十中八九実行するだろうと思いますが、もし仮にあかねが赤子にアクア記憶を植え付けることに成功したとしてもそれはもうアクアでは無いですし、先程書いた通り、あかねは罪のない赤子にそんなことはしないと思いますのでそれしか方法がないとわかった瞬間に自○することが容易に予想出来ます。
さんざん本編で舞台装置扱いされた挙句オカルトの道へ進ませた後の未来が自○するしか見えない後日談なんて馬鹿にしているしか思えません。
本当に東ブレのアビ子先生が言っていた『このキャラはこんなこと言わないし、こんな事しないってのばっかり。別に展開を変えるのは良いんです。でも、キャラを変えるのは、無礼だと思いませんか！？うちの子達は、こんな馬鹿じゃないんですけど！！？』と同じです。
この2人のエチュードと本編を読んでわかったことは作者が有馬かなを最後まで贔屓して、あかねは今ガチの時に○ねば良かったと伝える作品でした。
アクアは○んでルビーは後日談ではどう思ってどうやって生きてきたのかも分からず、アイ2号機になり、唯一の癒し枠だったMEMちょもオマケページで株を下げられる始末………本当に何がしたかったのでしょうか？
普段はこんな辛口に言うことは（心の中で留めておいて）SNSに投稿することはないのですが、今回は本当に堪忍袋の緒が切れました。
もうこうなったら本当にアニメではあかねをただの舞台装置扱いにしないでください。
と言うかアクアが○んだことが全ての原因なので本当に生存させてください。
それだけで他のキャラクター達の救いになります。
【推しの子】＆2人のエチュードを読んだ一読者より